vsリヴァプール

11月28日に行われたチャンピオンズリーググループE第5節リヴァプール戦、早朝5時と言う時間ではありましたが皆様リアルタイム視聴されたでしょうか?僕はなんとか起きることができました。(その日の学校はサボりましたが笑) 
さて単刀直入に申し上げて、僕は今回の引き分けという結果は大変ポジティブなものであると捉えております。おそらく皆さんも同じことを感じていると思います。前節のザルツブルク戦後の合宿拒否騒動やカンピオナートでの不調など様々な不安要素をはらんだ中で迎えた敵地アンフィールドでの大一番、選手たちは持てる力を全て出して勝ち点1を取ってくれました。

おそらく試合を見た方の多くはMVPにアランを推すかと思いますし、僕もそうだと思いますがここではあえて両サイドバックのマクシモビッチとルイにクローズアップしていきたいと思います。僕は個人的に、今回の試合が破綻しなかったのはこの二人の頑張りによるところが大きいと考えています。(もちろん他の選手も大いに貢献してくれましたが)

マリオルイ 

皆さんはマリオルイが昨年のリヴァプール戦でサラーに完膚なきまでに叩きのめされたのを覚えていますか?
この敗戦から一年、彼は見違えるように成長しています。昨年はナポリのネタプレイヤーという感じの立ち位置でしたが、今現在彼がスタメンで出場し不安がるサポーターは誰もいません。今回の試合でも完封とまではいきませんでしたがサラーに決定的な仕事は最後までさせませんでした。名実ともにナポリに欠かせない選手になってくれています。

マクシモビッチ

今節本職ではない右サイドバックで起用されたマクシモビッチはそのディフェンス力と戦術理解度を遺憾なく発揮してくれました。おそらくサディオマネ対策で敷かれたこのシフトは見事にハマり、リヴァプールのサイド攻撃を無効化することに成功しました。マクシモビッチも完璧にマネを押さえ込むことこそできませんでしたが、それでもコースを限定し、外側に抜かせてからマノラスのカバーリングでボールを刈り取るという約束事を徹底して守り、マネに本来の働きをさせませんでした。マノラス 、クリバリや最近ではルペルトの台頭もありなかなか出場機会が得られていませんでしたがここぞという大一番でしっかりと実力を証明してくれました。

大きな引き分け、それでも感じた一抹の不安

僕自身この記事のはじめに試合結果に対して満足していると書きましたが、カンピオナートに向けての不安材料も少し見えてきました。それはアンチェロッティ体制でのナポリは良くも悪くも柔軟すぎるという点です。ビッグマッチの度にアンチェロッティの策として講じられる変化(今回の試合に関して言えばマクシモビッチのサイドバック起用とディロレンツォのライトMF起用)は格上の相手には功を奏し、引き分けやそれ以上の結果をもたらしてくれますが、カンピオナートにおける格下との試合に関してはそれが足枷になってしまいます。つまりわかりやすくいうと自分たちの形が持てていないと言うことです。試合が停滞したり、ここぞという場面でどのように攻めるのか、選手たちの中で共通の認識がもてていないと手詰まりになったときに立ち返るものがありません。これはカンピオナートを戦っていく上で大きな障害になると感じています。
ナポリらしいサッカーとは一体なんなのか、これからしっかりと考えていく必要があると思います。

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